【採用お役立ち情報】アルムナイ制度とは?・最低賃金地方引き上げ等、最新ニュース・バイトルAIスカウト

こんにちは!株式会社求人企画の森です。

マスク着けない方も多く見かけるようになり、ようやく日常風景が戻ってきました。

コロナ禍での休校やステイホームで離脱したパート・アルバイト72万人(19年→22年で減った非正規社員数)が戻ってくるかもしれません。

元々、コロナ前調査ですと
・大学1年生の初バイトを始める時期は4~5月が4割
・ブランクから復帰した主婦が再スタートを切る時期は4月~5月が3割
でしたので、5類引き下げ5月8日以降、本格的に応募が増加する可能性があります。

一方、中途採用領域でも、求人広告件数前年同月17.3%増、23カ月連続で前年を上回っており、空前の人材不足が続いていましたが、ようやく求職者数が伸びてくる傾向がみえています。
なぜかというと3月に雇用調整助成金特例やコロナ支援策が打ち切られる影響(解雇・倒産)があり、完全失業率が21ヶ月ぶりに増加しています。
<完全失業率:総務省>
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html

但し、現場の肌感として、企業側と求職者との「ミスマッチ」が課題です。
特に「基本給」のベースアップ重視or「在宅・時短」といったワークライフバランス重視どちらかに求職者の決め手が偏っており、企業側が対策を講じないと獲得が難しいです。

構造的に人手不足が成長の足枷になっている時代ですので、これからは人材獲得競争を勝ち抜ける企業がコロナ後の世界をイチ抜けできるかと思います。

 

さて、今回のお役立ち情報は

【1】アルムナイ制度とは?退職者を再雇用する新しい採用手法を解説。
【2】外国人採用・最低賃金など、採用関連最新ニュースを振り返る。
【3】行動履歴を元にAIがマッチング!バイトルAIスカウトとは?
の3本です。

最後に「最新の有効求人倍率」「雇用・労働の助成金」などリンク集も貼っています。
ご参考にして頂ければ幸いです。

LINE公式アカウント/YouTube公式チャンネルでも毎週、最新情報を発信しております。
是非ご登録を宜しくお願いします。

▼LINE公式アカウント
https://lin.ee/2Qqx8pi

▼YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCzjWRQd8SUBJEGayUiMDeKw


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】アルムナイ制度とは?退職者を再雇用する新しい採用手法を解説。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経の採用計画調査で、
2023年度の計画に占める中途採用の比率は過去最高の37.6%となりました。

そんな中、中途採用の解決手法で最近頻発するワード「アルムナイ制度」って何?
とよく聞かれますので解説です。

そもそも、「アルムナイ」とはOG・OBと同じ意味で
何らかの理由で自社を退職した人のことを指します。
アルムナイ採用とは退職者を再雇用する採用手法です。
昔で言う「出戻り」ですね(※もっとポジティブなイメージです)。

アルムナイ制度では、 自社の社風や働き方にある程度慣れている人材を再雇用することで
採用のミスマッチを防げるだけでなく、 即戦力として期待できます。

従来、日本の企業は退職者を「裏切り者」的なネガティブイメージで捉えていましたが
終身雇用制度が終焉するにつれ、そのイメージもかなり薄れてきました。

加えて、空前の人手不足。

そのような背景があるため、自社のビジネスモデルや社風にある程度慣れている
「アルムナイ」が、即戦力として期待されるようになってきたのです。

【アルムナイ制度導入のメリット】
・人材採用・育成コストの削減
・優秀な人材の確保
・社外の視点の導入
・取引拡大の可能性あり

【アルムナイ制度導入に必要な施策】
1. 従業員のエンゲージメントを上げ、 できるだけ円満退職にする
前提として退職した後も自社とよい関係性を持ち続けてもらわないと意味がありません。
退職の意向を伝えられた段階で、冷静に本人と話し合い、お互いに折り合いを付けておくことが大切です。

2.再雇用の就業規則を設ける
再雇用する際は給与といった待遇、ポジション、昇格などさまざまな点からバランスを取れるような仕組みづくりが必要です。辞めている間に身に付けたスキル、取得した資格などを加味しながら、役職や給与などの処遇を明確にするとよいでしょう。

3. アルムナイ・ネットワークを作る
SNSなどを利用してアルムナイ同士のコミュニティを作ることをアルムナイ・ネットワークと言います。
アルムナイが自発的に作る場合もありますし、企業がアルムナイのために主導する場合もあります。

企業が導入する場合は自社のドメイン内に会員サイトを作り、自社の最新情報を発信したり、オフ会などのイベントを開いたりする場合が多いようです。
このようなコミュニティがあるとアルムナイと企業との繋がりが密なまま維持できますので、再雇用にも繋がりやすいです。

<事例>
■アクセンチュア
アクセンチュアでは退職のことを「卒業」と称し、アルムナイのことを「大事な家族であり仲間」と位置づけています。
全世界にまたがる巨大なアルムナイネットワークを構築しており、30万人以上のアルムナイが在籍していると言われています。
アルムナイ専用の活動プログラムも用意され、再雇用されて活躍しているアルムナイも多数存在するそうです。
アルムナイを戦略的に活用している企業といえるでしょう。
https://www.accenture.com/jp-ja/careers/explore-careers/area-of-interest/alumni-careers

■サイボウズ
サイボウズ株式会社は自社エンジニアと交流できるミートアップを毎月開催していますが、この中で「やめたエンジニアMeet up」と称し、アルムナイとの交流の場を設けています。

サイボウズ株式会社の内と外を知るアルムナイと定期的に交流を持つことで、常に外部の視点を会社に取り込み、マーケティングや採用戦略に活かしているそうです。

以上、参考にして頂ければ幸いです。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】外国人採用・最低賃金など、採用関連最新ニュースを振り返る。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「雇用」「採用」「人材」をキーワードにニュースをウォッチ。
その中で個人的に気になる、ニッチなニュースをピックアップ。
時代を読む上で、何かの参考にして頂ければ幸いです。

<1>外国人の受け入れどうなる? 新制度で企業の採用増も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE309BL0Q3A330C2000000/
技能実習生は転職を原則禁止していましたが、国内外から人権侵害の温床(現代の奴隷制度)と批判されたことを受け、政府の有識者会議は技能実習を廃止して人材確保と育成を目的とした新たな制度を検討中とのこと。実現できれば外国人採用は確実に増えます。

<2>就活のエントリーシートにChatGPT、注意することは?
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1489984.html
「ChatGPT(チャットGPT)」を一部の学生がESの作成や就活の悩み相談などに使い始めているとのこと。ある意味、AIゴーストライターです。AIを判別するのはおそらく困難かと思いますので、対面面接を重視する企業が増えそうです。

<3>バイト・パートに雇用保険、学び直しや育休に 政府検討
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA223PW0S3A420C2000000/
20時間未満の非正規にも、雇用保険を義務付ける話です。コロナ渦の雇用調整助成金特例の支出が大きく、雇用保険積立金は4.4兆円から22年度2900億円まで一気に目減りしましたので、今後も保険料率は増え、拡大すると思われます。

<4>戻らぬ働き手1000万人 先進国のコロナ前比、求人とずれ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA064D30W3A200C2000000/
日本だけかと思いましたが、先進国共通の悩みのようです。
「自由な働き方を求める人と企業の求める人材像がかみ合わない。」

<5>最低賃金、地方底上げ 厚労省が引き上げ区分見直し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0601O0W3A400C2000000/
最低賃金のランク地域により4区分あったものから3区分に減らし、格差を縮める狙いです。今年から適用されることになり、現在D区分の地方(私の地元の島根など人口少ない県)は上げ幅が大きそうです。全国平均時給 1,000円の国策がありますので、今年10月の改定でも3%近く上がりそうです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】行動履歴を元にAIがマッチング!バイトルAIスカウトとは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最近、密かに人気のバイトルAIスカウトをご紹介。
・アルバイト・パート採用のバイトル
・正社員採用のバイトルNEXT
のオプションになります。

転職サイトのスカウトでは「顕在層」と言われるプロフィールの経歴や住所が案件と一致する人だけに送っているのに対し
バイトルのAIスカウトでは、サイト内の行動履歴から「準顕在層」や「潜在層」と言われる対象者に送ることができます。

「準顕在層」は同じ条件の案件を探したor見たor応募した人。
「潜在層」は似た条件の案件を探したor見たor応募した人。

求職者のサイト内行動履歴を分析し、AIがスカウトを送ってくれます。

文字で書くと若干分かりにくいですが、プロフィールに登録がなくても、現在進行形で貴社の求人に同じ・似た仕事を探しているHOTな人材にアプローチすることができます。

特にフリーター層やはじめてのアルバイトする層など
希望職種が定まってない方にアプローチするには最適の仕組みです。
(但し、経験者・有資格者が欲しい会社には向いていません。)

詳しくはこちらです。
https://kyujinkikaku.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/【バ社】AIダイレクトメール(AIアプローチ、AIスカウト)資料.pdf

バイトルAIスカウトご利用に関しては、弊社までお気軽にご相談ください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【あとがき】~近況報告~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次女が通う学童保育の役員に任命され、非常勤指導員の採用活動を行っています。
(名古屋市の学童保育所は、ほとんどが父母運営の任意団体なのです。)
先日、66才定年退職したシニアの男性からご応募あり、面接しました。
なんと学生時代に当時の学童保育の前身、名古屋市の児童館でアルバイトをやってた方だとか。
昭和50年代の話でしたが、共働きの家庭は結構あったんだなあと面白かったです。
当時は、指導員ワンオペも結構あり、給与も低く、預かり人数も制限していたとか。
今は児童数に関わらず開所時は有資格者+資格者2人体制で助成金が結構でることを話すと、保育体制の充実に驚いておられました。
トワイライトスクールや民間経営の保育所など、親の選択肢もたくさんあります。
時代の流れですね。
その方は、職場体験で子どもたちにも「じいじ」と呼ばれ、大人気。
もちろん採用の予定です。

 

 


 

キラキラ毎週(月)おトクな情報を配信中!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL