【採用お役立ち情報】年収の壁支援強化パッケージとは?・面接ドタキャン、採用辞退を防ぐクイックレスポンス

いつもお世話になっております。
気候もようやく秋めいてまいりました。一方、10月より最低賃金改正(全国平均1004円)、インボイスへの対応、厚労省の年収の壁支援(2年間130万超えOK)の急な発表など…変化が多く、経営者・人事・総務担当には慌ただしい日々かと思います。

最低賃金引き上げの影響で、平均時給がかなり上がった印象はあります。
今回「2030年代前半に最低賃金1,500円」のニュースもあったせいか、
毎年、確実に4~5%上がっていくことを見据えて一気に100円程度時給UPしている印象です。
そのため、競争率が激しい職種ですと…時給設定によっては応募効果がかなり下がっています。
これから「年収の壁」対策もはじまると、上限気にせず収入を上げたいと考える主婦パート層も増えていきますので、時給相場はどんどん高くなっていきそうです。統計が出次第、また共有していまいります。

また、インボイスに関してお問い合わせをよく受けます。
弊社の適格請求書事業者登録番号:T5180001116509
になりますので、宜しくお願い申し上げます。

さて、今回のお役立ち情報は以下2本です。

【1】10月から適用開始!「年収の壁・支援強化パッケージ」の概要
【2】面接ドタキャン、採用辞退を防ぐクイックレスポンス

最後に「最新の有効求人倍率」「雇用・労働の助成金」などリンク集も貼っています。
ご参考にして頂ければ幸いです。

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【1】10月から適用開始!「年収の壁・支援強化パッケージ」の概要
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<ポイント!>
・年収130万円超も「一時的なら連続2年まで扶養に」
・手続きのための書類作成が簡素化
・106万円対策で1人あたり最大50万円助成

厚生労働省は、年収が一定額を超えるとパート労働者らの手取りが減る「年収の壁」問題に対処するため
2025年に予定する5年に1度の年金制度改正までのつなぎ措置として10月から新たな対策を実施することを決定しました。

しかし、結論から言うと…具体的な手続きフローはまだ発表されていませんので不明点が多く、様子見状態です。

厚生労働省HPで更新されているのは下記ページのみです。

【厚生労働省:年収の壁・支援強化パッケージ】
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html

要点は以下の通りです。

■年収130万円を超えても扶養にとどまれるようにする:
年収が130万円を超えても、連続2年までなら扶養にとどまれるようにする方針が採用されます。これにより、年収上限を超えても社会保険料の支払いを避けることができます。

■厚生年金の適用基準106万円の壁への対策:
厚生年金の適用基準となる106万円の壁についても対策が講じられます。扶養から外れた労働者の手取りが減らないように賃上げをしたり、勤務時間を延ばしたりした企業に1人あたり最大で50万円を助成する方針です。

■雇用主の収入増を証明しやすくする仕組み:
雇用主が一時的な収入増だと証明し、健康保険組合などが個別に判断する仕組みが導入されます。また、手続きのための書類作成が簡素化され、雇用主らの負担が軽減されます。

<背景>
年収の壁が原因で、パート労働者や一時的な収入増がある労働者にとって、年収上限を超えると社会保険料の負担が増加し、手取り収入が減少することが懸念されています。
これが働き手にとって不利益となり、特に年末の繁忙期に人手不足を加速させる可能性があり、採用にも影響を与えています。
新たな対策の導入により、労働者が安心して働き続けることが可能になり、企業も社会保険料の負担を軽減できるはずです。
また、年末にかけての人手不足の問題にも対処し、労働市場全体の健全な発展に寄与することが期待されています。

しかし、この措置はあくまでも2025年に予定されている年金制度改正までのつなぎ措置ですので、真の意味で「年収の壁」を根本的に解消するには、社会保険料の中で最も負担が大きい年金保険料の仕組みについても検討が必要です。
この点についても今後の議論が続くと思われます。

続報ありましたら、また、共有致します。


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【2】面接ドタキャン、採用辞退を防ぐクイックレスポンス
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引き続き「売り手市場」が続いている採用市場では、応募者が同時進行で複数社に応募するのはスタンダードです。
「応募後に連絡が取れなくなった・辞退された」経験がある企業様は、約8割との調査結果もあるほど。

より優良な求職者を採用するためには、常に競合がいることを意識して対応できるかが採用成功のカギとなります。

今回は、採用成功の明暗を分ける「応募者対応」のクイックレスポンスの重要さを、
株式会社アルバイトタイムスのアンケート調査の数値をもとにご紹介します。

1.応募者への最初のレスポンス
▼数時間以内に対応
充足率75%以上の企業様/10.4%
充足率75%以下の企業様/3.9%
→初期対応は自動返信されるサンクスメールでもOKですので、即対応は鉄則です。

2.書類提出から面接までのスピード
▼当日/事前書類提出なし
充足率75%以上の企業様/17.4%
充足率75%以下の企業様/8.3%
→事前書類提出なしで、面接時の書類持参をOKして面接までの期間を短縮。
出来る限り早い面接設定も採用成功の大事なポイントです。
GoogleフォームなどWEBアンケート方式でスマホで簡易に入力できるエントリーシートを用意する手法もあります。

3.最終面接から内定までのスピード
▼当日
充足率75%以上の企業様/10.4%
充足率75%以下の企業様/8.5%
→内定出しには、企業ごとに手続きが異なるため、必ずしも当日というわけにはいかないものの、当日に内定を出す割合は充足率75%以上の企業の方が若干多い傾向。
内定出しまでのタイミングで、優良応募者を他社に取られてしまったというケースもあります。
返答の期日を伝えることと、内定出しを可能な限り迅速に行うことは、採用成功のための最後の重要ポイントです。

内定までに離脱が多いと感じている企業様は、上記3つのレスポンスポイントを見直してみるのも、ひとつの方法です。
応募・面接のノウハウをまとめたデータもご提供いたします。
ぜひご参考になさってください。

【面接ドタキャン、採用辞退を防ぐ 応募・面接ノウハウBOOK】
https://kyujinkikaku.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/応募面接ノウハウBOOK.pdf

 

 

 

 

 

 

 

 

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